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「モルト&ショコラ 〜旬だから楽しいマリアージュ」に参加してきました!

続いて登場したのは、『パレ ド オール』のグランシェフ、三枝さん。
長らくお菓子屋さんをやってきた中で、「本当においしいショコラを作るためには、片手間ではできない」という強い思いから、専門店の道を歩むことを決意したんだそうです。

見た目は小さなショコラの中には、厳選された高級な材料と、
作り手の思いがぎっしりつまっています。1粒1粒味わって食べなくては!
パレ ド オール 三枝シェフ

続いてウイスキーの作り手、サントリー山崎蒸溜所の福士からのご説明。
ウイスキー産地や製法によって、味わいが変わります。その種類は言わば無限。
そうしたところはショコラと通じるものがあります。

4種類のモルト。それぞれの香りの違いを体感。
まずは香りをかぎます

知識も深まったところで、ショコラが運ばれてきました!いよいよ試飲&試食です♪
いただくウイスキーは山崎、白州、マッカラン、ボウモア。そして、ウイスキーに合うショコラ。
三枝シェフが半日かけて選んでくださったそうです。
 


★ 山崎12年 × NOIX DE COCO(ココナッツ味のクリームガナッシュ)
山崎もココナッツ味の風味豊かなショコラも、甘くて優しい味わい。特徴が似ていてよく合います。

★ 白州12年 × FRAMBOISE(木苺の酸味が効いたガナッシュ)
白州は、ほのかにスモーキーな風味のあるウイスキー。甘い甘いショコラではちょっと合いません。
シェフが選んだのは木苺のガナッシュ。甘酸っぱい!白州の個性にぴったり合います。

★ マッカラン12年 × CANNELLE(シナモンの香り豊かなショコラ)
私が一番気に入ったのはこの組み合わせです。
マッカランにシナモン!まずいわけがない!!と思ってました。

マッカランはシェリー樽で貯蔵したウイスキー。この甘くて濃厚な味わいが私はたまらなく好きで。
他にも甘いウイスキーはあるのですけれど、マッカランの甘さはもっと奥深いというか、
重厚というか。そのマッカランにシナモンのショコラ!
もう感想は『合う。』の一言です(笑)
それぞれの甘さが口の中で溶け合うと思わず『あー、幸せ』と思ってしまう、すばらしい味わいでした。

三枝シェフがモルトとウイスキーのマリアージュは、
「1+1が2ではなく、3にも5にもなる」というようなことをおっしゃっていましたが、
まさにそうだな!と実感。

★ ボウモア12年 × CAFÉ(深煎りコーヒーのガナッシュ)
ラストは個性派、ボウモアとコーヒーのショコラです。
ボウモアはスモーキーなとても風味が強く、お薬のような味とも言われたりもする特徴的な味。
そんなウイスキーには、やっぱり甘いものより苦いものが合います。

甘いウイスキーと甘いショコラの組み合わせは、それぞれが溶け合ってなめらかな味わいになるのですが、スモーキーなボウモアと苦味のあるコーヒーのショコラの組み合わせは、
それぞれが刺激しあってパンチの効いた味わいに。これはこれで面白いなーと思いました。

+++++

三枝シェフは、たとえばこの組み合わせを入れ替えたとしたら、
絶対に合わないとおっしゃっていましたが、確かにそのとおり。それぞれのウイスキーの個性によって、合うショコラは違うことがよくわかりました。

組み合わせていただいたことで、ウイスキーもショコラもとっても多様な味わいがあることがよくわかって世界が広がった感じです。今度バーでショコラを頼むときは、
注文したウイスキーに合うものを自分でチョイスすることに挑戦してみたいな、と思いました。

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2008/01/23 11:40

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