
イベントは、 ウイスキーの製造工程見学→山崎の試飲→お料理 という三部構成。
というわけで、まずは工程見学に出発します。
≪仕込み≫
砕いた麦芽と温水をまぜ、甘い麦汁(ばくじゅう)をつくります。
≪発酵≫
麦汁に酵母を加えて、発酵させます。
発酵終了時の液を“もろみ”といいます(アルコール度数は7.0〜7.5%)。
≪蒸溜≫
“もろみ”を銅製のポットスチルと呼ばれる単式蒸溜器にいれて二度蒸溜し、アルコール濃度を65〜70%に高めます。このときのウイスキーはまだ無色透明です。
≪貯蔵≫
これらの工程でつくられたウイスキーが世に出るのは、これからずーーっと先のこと。
それまで、樽の中で長い長い時を重ねて熟成されていきます。
ウイスキーの琥珀色もこの樽熟成によるものです。
そして、こちらがそのウイスキーが眠っている貯蔵庫。私が見た中には1964年の樽も・・。
例えば工場のつくり手にしても、自分が仕込んだ原酒が世に出る頃には、もう退職してしまっていることもあるんですよね。
貯蔵庫はウイスキーのい〜い香りがします☆
そろそろ飲みたくなってきました・・
そこで、ゲストルームに戻ってきて試飲タイムです。
いただいたのは山崎10年、12年、18年。さらに白州12年を飲んで、個性の違いを体感。
さていよいよ、今回のメインであるお料理をいただきます。
名門ホテルグランヴィア京都の日本料理「浮橋」が考案した特別メニューです!
“魚菜の春まっさかり”
“白魚とこごみの桜香和え”
“鯛の子と蕗(ふき)がらみ”
“新筍と一寸豆の糟和え”
“替わりチーズ”
“鰈(かれい)と葉ごぼう”
“鯛煎餅と桜花芋チップ”
どれも素材の味を活かした繊細な味わいのお料理です。
特に“鰈と葉ごぼう”は、葉ごぼうの苦味がアクセントになって、さっぱりした鰈がすごくおいしくいただけました。
また、個人的に一番好きだったのは“鯛の子と蕗(ふき)がらみ”。やや酸味のある味がウイスキーにすごく合うんです。おいしかった!
1つ1つがとっても手が込んでいて、じっくり味わいながら大切に食べたくなるお料理でした。
ウイスキーも改めて製造工程を見て、長い年月をかけて丁寧につくられたことを実感。
そういうところも京料理とよく合う理由かもしれません。
イベントは大変ご好評いただいていて全日程満席なのですが、4月いっぱいは「浮橋」様のほうでもこのお料理がいただけます。
春にぴったりのとても素敵なメニューです。この機会にぜひ山崎との相性をお楽しみください☆
※山崎蒸溜所は春まっさかりでした!