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ほくとのスコットランド蒸溜所紀行その5 ラフロイグ蒸溜所

まいどこんばんは!ほくとです。
本日は世界No.1アイラモルト!のラフロイグ蒸溜所にお邪魔しました。
心地よいスモーキーと潮の香り、、クセになるヨード香。
ブログスタッフのうっちーも大好きなラフロイグです。

それではさっそく覗いてみましょう!

ちなみに本特集では蒸溜所内の施設や使用原料等を、蒸溜所の了解のもと参考情報として載せますが、各蒸溜所のウイスキー製造工程は日々状況に応じて変化しております。記事の内容は、あくまで私が訪問した日のものですのでご了承ください。

ラフロイグ外観

よく見るこの写真ですが、本当に思いっきり海に面してます…。

見学は、こちらのビジターセンターの入り口から入ります。

ビジターセンター入り口

なんだかそっけない(失礼!)入り口ですが、中はビックリ!
ギフトショップ→海に面したオシャレラウンジになってます。

ギフト

なんだか日本で見た事の無いカッチョイイお土産がたくさん。
ここから、見学コースが始まります。
今回は一般の方と一緒です!ジャッキーさんがご案内してくれます。

フレンズオブラフロイグ

見学コースの一番に見るのはこちら。なんだか沢山の国旗がありますね。
これは、「フレンズオブラフロイグ」と言って、蒸溜所か、もしくはボトルに入っている
申込書を蒸溜所に送ると、なんとラフロイグ蒸溜所の敷地内に自分の土地(1平方フィート)がもらえる!
というもの。
自分の土地を実際に見に、全世界からフレンズが集まるそうです。
ええ話ですなぁ。

さてさて、製造工程に入ります。
まずは、製麦(モルティング)

チャリオット

ラフロイグに関しても、フロアモルティングをやっています。
(フロアモルティング詳細はボウモア蒸溜所の記事参照!)
ボウモアにはなかった、この機械は通称「チャリオット」。
これで麦を撒き、フロアモルティングで発芽を促します。
ジャッキーさん、アツいです(笑)

乾燥室

そしてこちら!乾燥室です。
発芽した麦芽はこちらに移され、ピートを焚かれて乾燥されます。
ラフロイグのあの香りはココで付いているのかと思うと、もの凄く感慨深いです。
ちなみに、ラフロイグのフェノール値(ピート香の度合い)は
55ppmで焚いて最終的には40~43ppm。
ボウモアよりさらに強いです!

鉄道

お次は、そのピートを焚いている場所に移動。
これはアイラ島唯一の鉄道!世界一短い鉄道として有名です。
その長さ10mです。
これは、ピートを釜まで運ぶトロッコのようなものです。

焚口

焚口

一緒に参加している方からも質問が飛び交います。
ちなみにジャッキーさんが持っているコレは、ピートを大地から切り出すもの。
ジャッキーさん、男前です(笑)

発酵槽

そしてこちらが糖化槽。8時間半の糖化が行われます。
説明にも力が入ってまいります。

発酵槽

こちらが発酵槽。ラフロイグはステンレスの発酵槽を使用しています。
平日は55時間、週末は90時間の発酵を行います。

もろみ

なんともろみを飲ませてもらえました!
人生初体験です。
めっちゃ酸っぱい!まだウイスキーの面影はありませんが、しっかりスモーキーしてます。
ちなみにこの時点でアルコール度数は7%。

このもろみが蒸溜過程に回ります。
ウォッシュスチル

初溜釜はノーマルネックの間接蒸溜式が3基です。

そしてこちらが再溜釜。ランタン型が4基です。

スピリットスチル

特徴は、このラインアームの角度!

ラインアームは15度上向き

少し上を向いていますね!
(マッカランなどは45度も下を向いています)
これが、「比較的」軽快なボディのお酒を生み出すんだそうです。

スピリッツセーフ

蒸溜過程のコックピット・スピリットセーフです。
どこの蒸溜所も、これはやっぱカッコイイですね〜。

そして最後は、こうやってできた赤ちゃんウイスキー・ニューポットを樽に詰めます。

樽詰め

ラフロイグの特徴はなんといってもこの樽!
バーボンの空き樽のみを使用するのですが、使う樽は1st fillのみ。
つまり、バーボンが出されたそのままの樽しか使いません!
樽詰めは67.5度に調節されて行われます。

ラフロイグは非常にスモーキーで激しい個性が表に出ていますが、
その個性の裏に実は非常に優しいバニラの甘さが隠れています。
その理由はまさにここにあります。

こうして詰められた樽は現在、6棟の熟成庫に70,000樽が眠っています。

以上で見学コースは終了。

ラウンジ

最後にビジターセンターに戻り、海の見えるオシャレなラウンジでラフロイグをいただきます。

うまい!

とっても幸せな気分になります。
どうしてかわかりませんが、こうやって全ての製造工程を見てからじっくりと味わうと、
本当に今までよりも美味しく感じます。

また一段、ラフロイグが好きになりました♪

ラフロイグ

ほくとのスコットランド蒸溜所紀行その6 オーヘントッシャン蒸溜所

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公式ブロガーくにさんの記事では、ラフロイグの強烈な香りのもととなる“ピート”も
ばっちりご紹介。ラフロイグ蒸溜所をさらに楽しみたい方は

こちら


JALPAKツアー「憧れの地 アイラ島とスペイサイドの蒸溜所を訪れる 8日間」は

こちら



2008/12/11 13:00

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