
お店は、麻布十番駅から徒歩1分程度と駅からかなり近い場所にあります。
中に入ると、そこには壁が煉瓦に囲まれた幻想的な世界が。各テーブルにはろうそくの
明かりが灯っていて、外の世界とは全く分けられた非日常的な空間がそこにはありました。
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席に着くと、まず体を温めるために、カルーアミルクホットをいただきました。
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寒い日にホットを飲むと体の芯まで温まりますね。
内装が素敵なので、バーテンダー高橋氏にこのお店の内装のことを聞いたところ、美術監督である種田陽平氏が内装を手がけたとのこと。もう、お店自体がアートだということだと思いました。
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LEM特製のレーズンバターを食べながら、シャンボールのカクテルを注文。オーダーはアルコール強めでとお願いしました。シャンボールはブラックラズベリーをベースにバニラ、蜂蜜、ハーブ&スパイス、コニャックの深みをアクセントに加えたリキュール。宝石のような見た目も特長のリキュールです。お店のオリジナルでウオツカ、グレープフルーツを入れて作っていただいたカクテルはラズベリーの甘味がおいしいカクテルでした。バーならではのオリジナルカクテルはまた楽しみの1つですね。
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カウンターにドリンクと共におかれるコースターに目をやると、真ん中に丸い穴が。。。珍しいのでなぜ穴があいているのかを、バーテンダー高橋氏に聞いてみました。店名の「LEM」はアポロ計画の月着陸船(lunar excursion module)を略して、「LEM」からきているとのこと。確かにコースターだけでなく、席のテーブルも真ん中に穴が開いていますね。そんなところにもお店のこだわりを感じました。
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LEMオリジナルの燻製をいただきながら、巨峰紫という名の巨峰リキュールをシャンパンベースでカクテルにしていただきました。
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バーテンダー高橋氏と会話をしながら、ふとカクテルの王様「マティーニ」を注文したくなりました。
「カクテルはマティーニに始まりマティーニに終わる」と言われるほど、奥が深いカクテルで、
高橋氏もマティーニはジンとベルモットの単純な組み合わせだけども、作るのが難しいと話していました。出来上がったマティーニをいただきましたが、さすが、高橋氏。何度か飲んだことがあるマティーニですが、このとき飲んだものが一番おいしく感じました。
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締めに、カレーのリゾットとバルヴェニー15年をストレートでいただきました。チェイサーに出されたのがお水ではなく、紅茶。モルトと紅茶のバランスもすごく絶妙なバランスでした。バーテンダーの心配りの深さを感じます。
終始、会話を弾ませながら、楽しいひと時を過ごせました。また、さりげないサービス・お店作りに心を癒された感じがしました。麻布十番駅からとても近い BAR LEM。一度、皆様も訪れてみてはいかがですか?