BAR-NAVI(バーナビ)by SUNTORY 公式ブログ
【バー入門講座 その1】 バーとは?

バーの原点は氷河期の終わろうとする中石器時代にまで遡ります。
まだ、文字発生以前の時代で記録は残っていません。

地球の温暖化とともに狩猟生活が始まりますが、夜は危険極まりなく、人類の祖先は洞窟で火を炊き、身を寄せ合い、肉を焼き、蜂蜜酒を飲み、夜の明けるのを待っていたと思われます。
洞窟酒場の誕生です。
そこには、酒場という「もてなしの空間」が形成されていただろうことが推測されます。


◆「バー」という言葉が生まれたのは

では、「バー」という言葉はいつ生まれたのでしょう。

諸説あるようですが信憑性の高いのは、19世紀のアメリカ。
みなさんご存知の西部劇のサロンです。荒くれ男たちを相手に店の主人が、境界線替わりにハードルのような一枚の板(バー)を置き、酒を振舞ったのが最初といわれています。

一日中牛を追い、原野を駆け回り、疲れきった荒くれ男のカウボーイたちを癒してくれたバーの世界は、現代の癒しの時代にも通じるものがあるように思われます。

つまり、今日に至っても、『バー』とは
  店内のすべてに耳を傾け、すべての気配を察知し、サービスに徹する店主
  日常と違う空間の中で、「誰か」あるいは「何か」を求めて、思い思いの時間を過ごしに来る客
が、一枚のカウンターを隔てて同居する
『くつろぎ空間・インタースペース』ではないでしょうか。

バー

すすきの「BAR やまざき」様



◆現代では、バーの種類もさまざま

そうしたバー(酒場)も、現代では様々な形態があります。

それこそ「オーセンティック・バー」と呼ばれる、バーカウンターと酒棚(バック・バー)、そして粋な会話術で勝負するバーもあれば、ワイワイガヤガヤとした喧騒の中で酒を楽しむカジュアルなバーもあります。そして、気の利いた料理を提供してくれるダイニング・バーもあります。

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2008/04/09 10:00

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