
逆に中まで入っていかないと、お店の全体像が見えないお店もあります。
照明の暗いお店は目が慣れるまでイメージがつかめません。
幾多のバーに行ったことがあっても、入った瞬間緊張で凍りつくようなお店もあります。
入った瞬間、無理だと思ってしまった場合はどうしましょう。
どうしても馴染めない感じを受けたときは「間違えました」といって帰るのも1つの方法です。
お店には失礼なことですが、無理をして、あとで後悔するよりはいいかもしれません。
誰でも、初めてのバーの扉を開けるのは大変緊張するものです。
でもそれを乗り越えて素晴らしい空間を見つけることができれば、喜びもひとしおです。
◆席を選ぶ −−勝手に座るのはNG?
次は着席です。
カウンターの場合は特に、勝手に座ってしまわないように気をつけましょう。
常連のお客様が多いお店などでは、ある程度お客様の席が決まっていることがあるのです。
また、お客様のイメ−ジ、お客様の人数、隣の方との席関係など、いろいろなことを考えて席が決められます。
案内されるのを待つか、「ここいいですか」と一言かけるのが無難です。
この一言がバーテンダーやお店の方とのファースト・コンタクトとなり、その後の会話もスムーズにいくはずです。
◆会話をする −−バーテンダーとの最初の話題は?
これも緊張する一瞬ですね。
初めてのお店で最初の話題に困ったら、お店をどこで知ったかを話してみましょう。
「友人からのクチコミ」「ネット検索」「情報誌」「飛び込み」。
お店の方もどんなお客様かはわかりませんので不安はあるはずです。
自分からでも、お店からの声かけでもいいので、まずは思い切って話してみてください。
そして、こうした最初の10分間で、お店がイメ−ジ通りか、失敗したかがわかるものです。
お店側もこのファースト・テン・ミニッツで、お客様の来店動機などを推察してくれます。