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遊び場で提供する、100種類のモヒート
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2001年11月、山本氏は広尾のバー、THE PLACEのチーフバーテンダーとなった。バーカウンター、テーブル席、ソファのあるVIP席などの様々な空間を備えた優雅な空間が広がる社交場である。2005年より、「その場所で、今日は何をして遊びましょうか。」というコンセプトを掲げており、お酒だけではなく、様々な大人の楽しみを提供する。
遊び道具として、同店が夏に提案するのが、「100 Mojitos versin 2008」(2008年5月29日〜9月30日)と名付けたプロモーション。オリジナルで考案した100種類のモヒートを提供する。
モヒートは、作家のアーネスト・ヘミングウェイ氏が、ハバナのバー「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」で愛飲したカクテルとして有名であり、「わがモヒートはボデギータで」との名言も残されている。クラシックなレシピは、グラスにミントと砂糖を入れ、クラッシュド・アイスを詰めて、ラムと炭酸、ライムを加えたカクテルだ。
THE PLACEでは、クラシックスタイルはもちろんのこと、シャンパンや、ジンやウォッカに代表されるスピリッツ、リキュールを使用したモヒートを提案。いずれもふんだんにフレッシュ・ミントを使用し、スタイリッシュに仕上げた。夏の暑さを忘れる爽やかな味わいは、正に五感で楽しめるカクテルである。
「ニューヨークでは、ジンを使用しない様々なマティーニが誕生しました。今夏公開される映画『SEX AND THE CITY』でもマティーニスタイルのカクテルが登場し、お洒落なニューヨーカーに大流行しているようです。同じように、モヒートで提案できれば、もっとカクテルを身近に楽しんで頂けると思います」
と山本氏は楽しそうに語ってくれた。
「100 Mojitos」は、2006年から開催。同店では、開催前と比較して、カクテルの売り上げを2倍に伸ばしたという。プロモーション開催中は、来店したほぼ全てのお客様が、モヒートを楽しむ。
新しいことにチャレンジする一方で、クラシックなカクテルにまつわる物語をメールマガジンで送ったり、写真つきのレシピブックを作ったりといった啓蒙活動も行っている。
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