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シェークでつくるカクテルの代表格でもあります。
ギムレットは1890年、イギリス海軍の軍医が発案しました。
軍医はすきっ腹に強い酒を飲むのは悪いと考え、
軍艦につんであったライムを搾り、ジンと混ぜて飲むことを推奨しました。
その軍医の名がギムレットで、その後サーの称号を賜り
ギムレット卿と呼ばれるようになりました。
飲み口がさっぱりとしていて、心身ともにリラックスできるので将校たちの間で話題になり、
材料名をそのままつけたジンライムが、
その後提唱者であった卿の名を冠してギムレットと呼ばれるようになったということです。
当時の軍艦内ではありあわせのグラスに
樽出しのジンと絞ったばかりのライムを船のゆれに任せて飲んでいたのでしょうか。
現在ではフリップ・マーローの「長いお別れ」で知られていますが、
歴史的にも古いイギリス生まれのカクテルです。