

ウォッカトニック/東京・西麻布 東海林 享 氏 〜THEプロフェッショナルインタビュー〜
ウォッカトニック/東京・西麻布 東海林 享 氏
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オールタイムで楽しめるウォッカトニック
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六本木の喧騒から離れた西麻布に一軒のバーがある。
店名は『ウォッカトニック』。
ウオツカとトニックウォーター、そしてソーダを注いでライムを搾り、ステアする。
これが同店のウオツカトニックのスタイルである。
「トニックウォーターとソーダを半分ずつ加え、ライムを控え目に。
それによって酸味と甘味を抑え、清涼感のあるカクテルに仕上げています。
食前、食中、食後でもどんなときにも楽しめます。」
と語るのは店長の東海林 享 氏。
名物のひとつにカレーがあるが、スパイシーな味にも不思議と合うカクテルで、
交互に楽しむお客様もいるという。

【ウオツカとトニックウォーター、ソーダを注ぎ、ライムを搾ってステア。これがウォッカトニックのスタイル】
ウォッカトニックが西麻布に開店したのは、なんと23年前。
当時はカウンターのみ、5坪ほどの小さな店であった。
神宮前への移転を経て、同じく西麻布の現在の場所へ開店した。
六本木と広尾の中間にあり、ほとんどのお客様は常連客。
どちらの駅からもやや距離があり、いわゆる「隠れ家店」の先駆けとなった。
カウンターの他に、カーテンで仕切られたテーブル席も用意されており、
どんなシーンでも楽しめる店である。
「いまでこそ、周囲にお店が増えましたが開店当時は何もなくて、
当店を目指していらっしゃるお客様が多かったですね。
タクシーで乗り付けるお客様がほとんどです。」
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圧巻の1000本のボトルから好みを見つけ出す
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バーテンダーとなったのは、意外にも気軽な動機からだった。
後輩がバーテンダーになろうと決意したと知り、
「自分もやってみよう」と思ったという。
以前にダイニングバーで働いた経験があり、
「もっとおいしいカクテルを作りたい」という思いがあった。
最初に入店したバーでは、知識もテクニックもなく、悔しい思いをしたそうだ。
「学校の勉強は嫌いでしたが、バーテンダーの勉強は楽しかったですね。
会社員をしていたこともあり、当時はかなりのストレスがありました。
でもバーテンダーの仕事は、大変でもなぜかストレスはなかったです。」
最初の店ではカクテルを、次の店ではウイスキーを勉強した。
初めてウォッカトニックへ来店した際に、バックヤードにある1000本のボトルに驚愕。
更にウイスキーの知識を深めたくて、履歴書を持って応募したという。
08年に閉店した六本木ヒルズ店の店長を経て、現在の本店店長となった。

【ウイスキーの知識を深めたいという思いから、ウォッカトニックへ】
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2009/08/28 10:00
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