
ミズナラ樽は、太平洋戦争の戦中から敗戦後にかけて、シェリー樽などの輸入が困難な時期に、
サントリーが目をつけたものだそうで、北海道が主産地のオークの一種。
原酒が漏れやすく樽づくりは苦労の連続、しかも当時はブレンダーから必ずしも高い評価
を得ていなかったのだとか。
しかし数十年の時を得た現在、白檀や伽羅を思わせる香味は、日本だけでなく海外でも人気が
あるのだそう。
今回はロックで頂きましたが、ハードな切れと優しく包み込むような余韻。
一度飲んだだけで鮮明に記憶に残り、思い出すたびに美しい琥珀色とウッディな
香りが記憶に蘇ってうっとりした気分になります。
こちらは、バーボンウイスキーの空き樽で熟成した「山崎バーボンバレル」。
180L容量の小樽から生まれたウイスキーで、内側を強く焼いている為熟成が早くすすむのだとか。
ロックで頂きました。