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≪蒸溜≫
写真では伝わらないかもしれませんが・・・ものすごい熱気!サウナです。
なぜならこの下の写真のポットスチルたち、すさまじい高温で加熱されています。
アルコールが約80度で沸騰する性質(沸点の違い)を利用して蒸気を発生させ、その蒸気を冷却して液化することで、アルコールや香気成分などの揮発成分だけをとり出すという行程ですが・・・
ポットスチルのどこをどう使ってそれが行われてるかは、この図をごらんください〜。
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ポイントはポットスチルの形。いろいろな形があるのがわかりますか?
例えば真ん中の写真のような形だと、蒸気がふくらみ(くびれ)に対流するので、蒸気に含まれる香味成分が釜の中に落ちてしまう可能性が高くなり、軽快なタイプの原酒ができます。まっすぐな形だとこの逆で、力強く重厚なタイプの原酒になります。
多彩な個性のモルト原酒をつくり分ける「複合型蒸溜所」というのは、世界でも珍しいんですよ。
≪貯蔵≫
おなじみの貯蔵庫。 蒸溜されたばかりの原酒(ニューポット)は樽詰めされ、長い長い熟成の期間に入ります。