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THEプロフェッショナルインタビュー8月号 Ester/東京・中野 伊原孝樹氏

Ester / 東京・中野 伊原孝樹氏

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エステル香に魅せられて、モルトバーを開店
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ウイスキーに含まれる脂肪酸とアルコールが反応して生まれる甘く華やかな香り。このエステル香に魅せられて、中野にモルトバー「エステル」を開店したのが、オーナーバーテンダーの伊原孝樹氏である。

エステル2 『Esterオーナーバーテンダーの伊原孝樹氏』

エステル1
 

伊原氏は、友人が持参して来たり、バーに行ったりして会ったシングルモルトを飲んだことで、そのおいしさに開眼したという。その後、バーテンダーを目指して練馬のバーで勤務。9年後に独立を果たす。選んだ立地は、中野である。

「中野には、独特のバー文化があります。オーセンティックなバーはすでにありますが、シングルモルト専門のバーがあってもおもしろそうだと考えました」

中野は古くから住宅地として知られており、駅前には商店街が立ち並ぶ。中央線の駅前は、どの駅でもチェーン店の飲食店ばかりであるが、中野駅は、居酒屋や蕎麦屋、立ち飲みなど、個人経営の飲食店も数多い。一方で、秋葉原とは異なるオタクの聖地として有名な中野ブロードウエイや、コンサートホールや結婚式場の総合施設、中野サンプラザなどもあり、様々なカルチャーを受け入れる懐深いエリアだ。

エステル3 エステル4
『独自の文化を育む中野に、溶け込む外観』


「中野は、いろいろな業態の店がありますし、気分に合わせて行きたい場所が選べるのも魅力です」
そんな中で、一人で運営できる規模の店を探して見つけたのが現在の物件である。扉を低く設置し、背をかがめてくぐらないと中に入れないようにしてある。

「いろいろな方がいらっしゃるので、あえて敷居を少し高くしました。客席もカウンターのみ、6席しかありませんから、団体で入れる店ではないですし、せいぜい3名様まででいらしてほしい」
店内は和をイメージし、オーク樽を思わせるダークブラウンを基調とした店内。テーブルには、敷盆を置いた。これは、一人客も来店する際に、パーソナルスペースを確保するためということと、グラスがより美しく輝いて見えることを理由としている。

エステル5
『オーク樽を思わせるダークブラウンを基調とした店内』

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2008/08/27 10:00

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