2016年3月31日つい立ち寄りたくなるターミナル駅の憩いの空間で、変わり種カクテル
〜東京・池袋 Bar LIBRE(バー リブレ)
都内有数のターミナル駅、池袋。
「職場と自宅をつなぐ場所に、立ち寄れるバーがあると良い」
そんな条件を満たすこの街には、実際にたくさんのバーがあるようです。
その中のひとつ、「バー リブレ」さんを訪ねました。
駅西口を降りると、池袋西口公園、東京芸術劇場などが並び、
東口の繁華街よりもやや落ち着いた印象。
駅から数分歩いて東京芸術劇場の向かい、ビルの地下1階にあります。
「32歳で独立してこの店を持ち、5年になります。
池袋という土地柄なのか、20代、30代の若いお客様が中心ですね。
駐在されている外国人の方も多いんですよ」と語る、
オーナーバーテンダーの清崎雄二郎さん。
常ににこやかでテキパキと仕事が早く、
忙しい人気店なのであろうことがうかがえます。
カウンターの中央には「ビーフィーター ジン」と、
ボタニカルな香りに満ちた「ビーフィーター24」が鎮座しています。
「今はウイスキーがブームですが、希少なものは高価でもあり
そういう意味で若い方にはジンがお勧めしやすいんです。
ジンベースのさまざまなカクテルで、気軽に足を運んでいただけたら」。
なるほど・・・と、私もジンベースのカクテルをお願いしてみました。
「まずは、『ビーフィーター24』を使って
『ホワイト・レディ』のアレンジ版はいかがでしょう」と清崎さん。
シェーカーに卵白、自家製バニラシロップ、
「ビーフィーター24」、ホワイトキュラソー(オレンジリキュール)、レモンジュースを入れ、
ブレンダーで少し撹拌した後シェーク。
グラスに注ぐと卵白のクリーミーな泡が上を覆い、
ビターズで描いたハートマークもかわいい! これは女性受けしそう。
卵白でまろやかな口当たり、デザートのような甘さもありながら
レモンが効いているので、後味はすっきりと爽やか。
「『ビーフィーター24』のリコリスやアンジェリカの風味は
チョコレートを思わせ、バニラシロップとよく合うんです」(清崎さん)
「24レディ」、人気メニューのひとつということにも納得です。
「次は日向夏を使って、変わり種の『ソルティ・ドッグ』を
お作りしたいと思います」(清崎さん)
変わり種とは、どんな風に?
楽しみに待っていると、日向夏を絞ったフレッシュジュース、
「ビーフィーター24」をシェーカーに入れた後、液体窒素が登場!
シェーカーを開けて両手に持ち、交互に注ぎながら
液体窒素を混ぜていくこと1分。
手がものすごく冷たいでしょう!? と尋ねると
「いえいえ、すっかり慣れてしまいました」と笑顔。
できあがったカクテルは、見事なフローズンに。
グラスに移し、塩水に大豆レシチンを加え
エアポンプで泡立てた塩のムースをのせて・・・
完成です。
フローズンカクテルを想像しながら口に運ぶとびっくり。
ものすごくなめらか&クリーミーで、氷の粒を一切感じさせません。
口の中でゆっくり溶かすと、後味に日向夏の香りがふわり。
シャーベットのように次々口に運びたくなりますが
「水や氷を使わない分、アルコール度は強めです」(清崎さん)。
ゆっくりと、溶けていく口当たりの変化も楽しみながら
いただくのがおすすめです。
ミクソロジーの手法を取り入れているということで、
他にも遠心分離機やスモークガン、炭酸ガスでクリアな味を引き出す
カーボネートシェーカー、ドライフルーツを作るデハイドレイターなど
マシンがたくさんそろっています。
メニューにはマシンを使ったアレンジカクテルも多く
何度足を運んでも、楽しめそう。
カジュアルで入りやすい雰囲気、
落ち着いた清崎さんのお人柄、話がはずむカクテルと
常連さんが多いという理由がよくわかりました。
<紹介カクテルの価格とお店データ>
DATA
24レディ 1,200円
液体窒素のクラシックソルティー・ドッグ 1,300円
チャージ 500円
Bar LIBRE(バー リブレ)
東京都豊島区西池袋3-25-8 相馬屋ビルB1F
TEL 03-5956-6406
18:00〜02:00 無休
https://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0X00240811/