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2008年12月29日ほくとのスコットランド蒸溜所紀行その6 オーヘントッシャン蒸溜所

まいどこんばんは!ほくとです。

今回はほくとのスコットランド蒸溜所紀行最終回!
スコットランド唯一の3回蒸溜!オーヘントッシャン蒸溜所です。

今回のこの旅の蒸溜所の最後になります。
ちなみに僕が今回参加したJALパックさんのツアーでは、この後エジンバラに行って市内観光を行います。

これがまたすんごい!ご興味のある方は是非♪

では最後、オーヘントッシャン蒸溜所へGO!!

入り口

ちなみに本特集では蒸溜所内の施設や使用原料等を、蒸溜所の了解のもと参考情報として載せますが、各蒸溜所のウイスキー製造工程は日々状況に応じて変化しております。
記事の内容は、あくまで私が訪問した日のものですのでご了承ください。


オーヘントッシャン蒸溜所はグラスゴーのすぐ近くにあります。
歴史的な事情もあり、蒸溜所の多くが人里離れた(!?)場所にあるスコットランドにあっては、
かなり珍しい立地だと言えます。

そんな好条件もあり、現在オーヘントッシャン蒸溜所は、
「若い方・女性も含めて、たくさんの人に来てもらいたいっ!!」
という強い意志でもって、蒸溜所を改造中です。(2008年10月現在)

そんなオーヘントッシャンの凄まじいまでの情熱を、少しでもご紹介できればと思います。

まず入るのはこちら、ビジターセンター。

ビジターセンター

実はこのビジターセンターに入るまでにもとってもキレイに花や木が植えられていて、
休みの日にプラっと行きたくなる入り口になっています。

入ると受付のお姉さんが笑顔でお迎えしてくれます。
美人です。
でも目つぶっちゃった!!ごめんなさい!

受付

蒸溜所ツアーはここから。ビジターセンターがめっちゃきれいです。
お土産がたくさん並んでいます。モダンです。

お土産

ウイスキーお土産

まず、こちらのビデオルームでオーヘントッシャンのビデオを見ます。

ビデオルーム

そして蒸溜所の歴史や、ウイスキーの面白さが体感できるお部屋にご招待。

歴史パネル

フレグランステスター

上は、ウイスキーをテイスティングする際の表現を教えてくれるテスターです。
本物のナッツなんかが入ってます。面白いですね~。

そしてお次はなんとブレンダー室!

ブレンダー室

こちらでセミナーなんかをしてくれることもあるそうです。
今回の蒸溜所ツアー、最後にして初のブレンダー室!大興奮です。

ブレンダー室

いつかここでセミナーを受けてみたいですね!

それでは製造工程へ。
オーヘントッシャン蒸溜所の製造工程ツアーには、全て分かりやすい解説ボード付き。
ウイスキー初心者でも、ここでウイスキーがどうやって作られているかを完全に理解できます!

蒸溜所マップ

上はエリア別のシングルモルトの解説です。

製造工程ボード

こちらは製麦行程。

製造工程ボード2

そしてこちらは蒸溜・貯蔵です。

若い人に来てもらい、ウイスキーを飲んでもらうための心遣いです。
素晴らしいですね。
ちなみに2枚目の写真、フロアモルティングをしているのは、
ボウモア蒸溜所の記事でフロアモルティングを教えてくれたエディさん(笑)
こんなところで再会です(笑)

製麦行程の理解のため、麦芽も展示しています。触れますよ!

麦芽展示

製造工程のご紹介です。
発酵槽はステンレス。こちらで8時間の糖化を行います。

発酵槽

お次は発酵槽。
オーヘントッシャン蒸溜所では、木桶の発酵槽を使用しています。

木桶発酵槽

さぁ、そしてお待ちかね蒸溜釜!ポットスチル!3回蒸溜!

と、行く前に、オーヘントッシャンシリーズの試飲。
見学者の一番テンションが上がっているところでの試飲。
ニクい!あまりにニクい!!

この後の行程で、こんなニューポットができるんですよ~、というご説明をいただきます。

ニューポット

もちろん製品もいただきます。
リニューアルされて現地では発売されているモルトを試飲します。

オーヘントッシャン試飲

こちらのオシャレボトルは2009年、日本でも発売になります。
乞うご期待!

それではそれでは、蒸溜室へ行きましょう!

3回蒸溜蒸溜釜

右から1回目、2回目、3回目の釜になります。
実はこの蒸溜釜間では、非常に難しいもろみ・ローワインのやり取りをおこなっております。
(フローチャートをいただいてご説明いただいたのですが、僕には理解できませんでした…)
詳細にご興味のある方は是非現地まで。。めっちゃややこしいです。

でもこの3基の蒸溜を経る事で、さっき試飲しためちゃスッキリの飲みやすい味わいのモルトができるのか~と思うと、非常に感慨深いものがあります。

そして最後はウェアハウス(貯蔵庫)です。

貯蔵庫

奥の格子の向こうには、オーヘントッシャンで使われている樽の種類が展示されています。

樽サイズ展示

バーボン樽を使用したバーレル(195L)、それを組み替えたホッグスヘッド(240L)、
そしてバット(480L)です。
様々な大きさの樽を使用することによって、味わいや香りの異なる原酒を作り分け、
それらをバランス良くヴァッティングして製品を作っていきます。

貯蔵庫

貯蔵庫はこんな感じ。

ボトル売り

オーヘントッシャンでは、その時々にそのままで美味しい樽を選び、
自分の手でボトリングして売るサービスを始めようとしています。
今回はホッグスヘッドの原酒を試飲させていただきました。

めっちゃ甘~い!美味しーい!!!
3回蒸溜された原酒は、2回よりも樽の影響を大きく受けます。
これは期待大です!

シングルモルトが流行の兆しを見せている昨今ですが、
伝統的な作りを継承しつつ、新しい試みでウイスキーの良さを少しでも多くの人に伝えようとしているオーヘントッシャン蒸溜所。
グラスゴーの空港から、タクシーで本当にすぐのところにあります。
みなさんも是非、スコットランドを訪れた際には気軽に覗いてみてください。

きっと大歓迎で迎えてくれますよ!

キルン外観

ほくとのスコットランド蒸溜所紀行 一覧

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公式ブロガーくにさんのブログでは、エジンバラの様子もたっぷりご紹介!
エジンバラの美しい景観を楽しみたい方は

こちら

JALPAKツアー「憧れの地 アイラ島とスペイサイドの蒸溜所を訪れる 8日間」は

こちら

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投稿者:クラシック音楽と 札幌 すすきの BAR ZERO(バー ゼロ)の酒   2013年1月23日 15:29

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