最近ラフロイグが好きで、家でもよく買って飲んでいます。でもこれは家で飲むものとは全然違っていました。さすがに技術の違いでしょうか、同じラフロイグとは思えないほどのおいしさです。飲みなれた酒では微妙な違いもはっきりと分かりますね。「ソーダ割りは、ソーダの匂いに負けてしまうので、ウイスキーを多めに入れるんですよ」とマスターが教えてくれました。そうするとラフロイグの香りがぐっと引き立つんですね。久々のバー訪問で軽いジャブのつもりが、１杯目で目を覚まされた気がしました。
「ＧＩＮＺＡ １９５４」は老舗バー「いそむら」から3代目に当る店です。１９５４年は「いそむら」の創業年。その頃からあるメニューは、自家製クリームチーズ、コーンビーフサンド、カツサンドなど。3代に渡る常連さんもいるという歴史あるバーです。 座ってすぐに出された「トマトのスープ」とお通しの「豚肉のジャーキー」もよかった。特に自家製の「豚肉のジャーキー」は醤油ベースのタレに漬けているのがいいですね。
「珍しい水割り作りましょうか？」とマスターが提案してくれます。どういう水割りでしょうか。珍しいのはありがたいのでこの提案に乗ることにしました。「マティーニを作るようにして、水割りを作ります」と言って、ミキシンググラスに水と山崎12年を入れてかき混ぜはじめました。なるほどこれは珍しい。マイルドな味わいで、温度がなんとも言えずいい具合です。水とウイスキーがキッチリ混ざり合うとこういう感じになるんですね。更に驚くべきは、時間が経ってもこの状態が変わらないことです。うん、これはいい。
Mさんは、マスターお勧めのウオーターハイボールを注文。ボウモアを水でシェイクしたものです。今回は独創的な水割りばかりが登場します。
本日の鮮魚のカルパッチョは、豊後水道のマダイ。サッパリとして爽やかな一品でした。
続いてギムレットハイボールを薦められました。ジンはそれほど得意ではありませんが、この「ビーフィーター」はなかなかイケる。1杯目でもいいような、サッパリした味わいです。
「ＧＩＮＺＡ １９５４」で一番のおすすめは「カツサンド」です。これは僕がこれまで食べたカツサンドの中でも一番おいしかった。宮城のもち豚を直接仕入れて使用しているそうです。しかもロースの真ん中の部分しか使わないというこだわりよう。
Ｍさんはチョコレートリキュール「モーツアルト」を使ったイチゴのリキュールを注文。これは男女問わず楽しめそうな爽やかなカクテル。僕も「モーツアルト」を使ったものが飲みたくなりました。今家にあるグレンフィディックを使って何か作ってもらいます。チョコとは思えないほどスッキリとして、飲みやすい。今月はバレンタインもあるので、「モーツアルト」を使ったカクテルの注文が増えそうですね。
シメははじめから決まっています。昔、「お酒と、飲んだ後のラーメンを一度に済ませたい」というお客さんの要望ではじまった、シメの定番です。工夫の懲らされたスープと自家製のチャーシューが特徴のラーメン。バーでラーメンが食べれるというのも珍しいですね。最後にこれを頼めば「飲んだ後のラーメン屋」はなしにして、まっすぐ帰宅することができます。

□■お店情報■□
ＧＩＮＺＡ　１９５４
東京都中央区銀座8丁目5-15 ＳＶＡＸ銀座ビル　Ｂ1Ｆ
03-3571-2008
各線　新橋駅銀座口より徒歩3分

♪♪お店の特徴・雰囲気♪♪
  隠れ家的フンイキ
  オリジナルカクテルが自慢
  オシャレなフンイキ
  モルトウイスキーの品揃えが充実
  料理が充実している
  グラスシャンパンが飲める
  落ち着くフンイキ
  シガーが充実している
  パーティーOK
  一人のお客様が多い

☆★本日のキーワード★☆
ラフロイグ ジャーキー カルパッチョ ギムレット カツサンド