2009年1月 9日マンハッタン -カクテル紹介-
|
ライトな味わいのカナディアンウイスキーとベルモットのハーブの味わいが調和し、
アンゴスチュラ・ビターズがアクセントとして全体をまとめています。
透明感のある琥珀色のきれいなカクテル。
世界で最も有名なカクテルのひとつ「マンハッタン」の誕生には諸説ありますが、
第19代アメリカ大統領選の際、
かのチャーチル首相の母親ジェロニー・ジェロームがニューヨークのマンハッタン・クラブで、
第19代大統領選に打って出た民主党のティルデン候補の応援演説パーティーの際、
ウイスキーとスイートベルモットの組み合わせを提案したという話が有名です。
この新しいカクテルは参加者から好評を博し、
クラブの名前にちなんで「マンハッタン」と名づけられたとのことです。
ちなみに、この際使われたウイスキーはクラブ・ウイスキーと呼ばれる
カナディアン・クラブの前身のウイスキー。
当然、今マンハッタンを作るとすれば、カナディアン・クラブを使うのが正統派といえます。
それ以来、マンハッタンは“カクテルの女王”として「マティーニ」と並び称されています。
息子チャーチルはマティーニをこよなく愛したと伝えられ、マンハッタンを生み出した母と
マティーニをこよなく愛した息子として、親子でカクテル伝説を残しています。
かつての禁酒法時代を舞台にしたアメリカの映画、「お熱いのがお好き」で
マリリン・モンローが演じるシュガーたちが、一生懸命汽車の中で作るシーンが有名です。
また、キャサリン・ヘップバーン主演の「旅情」の中で
ロマンチックなベニスの街のホテルの女主人と「友好のために」といって乾杯するシーンにも
登場します。
昔からパーティには欠かせないカクテルで、
スイート・ベルモットを使った甘めの味は女性にも好まれる味わいです。
チェリーをオリーブにして、スイートベルモットをドライベルモットに変えることにより、
ドライマンハッタンというカクテルになります。
_______________ BAR-NAVIブログでご紹介したマンハッタン _______________
赤坂「タート ヴァン」様のマンハッタン | |
銀座「Ginza Zenith」様のマンハッタン |