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2009年1月10日シンガポールスリング -カクテル紹介-

カクテル「シンガポールスリング」のご紹介。レシピ、作り方、名前の由来など。

________ ≪シンガポールスリング≫  一般的なレシピとつくり方  ________

ドライジン 45ml、レモンジュース 20ml、シュガーシロップ 1tspをシェークし、
氷を入れたタンブラーに注ぎ、ソーダで満たします。
上からチェリーブランデーを静かに落とし、レモンスライスとチェリーを飾ります。


1915年、シンガポールの名門ラッフルズホテルのバーテンダー、
ニャン・トン・ブーンによって考案されたトロピカルカクテルの傑作です。

誕生当初のレシピはもっと複雑なレシピだったそうですが、
その「シンガポール・スリング」をよりシンプルにアレンジしたのが
ロンドンのバーテンダー、ハリー・クラドック氏。

遠い南国への憧れからか、またたく間に人気を呼び、世界的に有名なカクテルになりました。

ラッフルズホテルはイギリスの小説家サマセット・モームも愛したホテルですが、
シンガポール・スリングは、そこから眺めるマラッカ海峡に沈む夕日をイメージしています。

しかし、残念ながら現在のラッフルズホテルは高層ビルの谷間にあり、
当時と同じシチュエーションは体験できず、なんとも残念です。

今日、ラッフルズ・ホテルでは、さらにフルーティーなラッフル・スリングを出しています。
オリジナルレシピは、ドライジン40ml、チェリーブランデー20ml、ホワイトキュラソー10ml、レモンジュース20ml、パイナップルジュース60ml、ビターズとグレナデンを1ダッシュいれてシェークします。

横浜をスタートし、上海、香港、シンガポール、ペナン、コロンボ、
スエズを経てロンドン、そしてアントワープへと続く戦前の欧州航路。

当時からファッションの最先端であったこれらの国際都市は、
寄航するごとに「退屈」を一掃してくれるパラダイス的な街だったといえます。

そこにその土地の名前をつけたカクテルが生まれたのです。
これらのカクテルは「シティ・カクテル」と称され、すべての人を旅人にしてくれる飲み物に
なっていきました。シンガポールスリングはその代表格です。

ちなみに、スリングとは「飲み込む」という意味のドイツ語「シュリンゲン(Schlingen)」が
語源と言われています。

__________ BAR-NAVIブログでご紹介したシンガポールスリング __________

新橋「シティーズバー」様の
シンガポールスリング

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