2010年6月17日随所にこだわりを感じる恵比寿のダイニングバー「BROWN JUG(ブラウンジャグ)」
皆さん、はじめまして。
BAR-NAVIブロガー記者として、今回から参加する事になりました、プレコと申します。
お酒は大好きなのですが、バー好きな友人に誘われて訪れる機会が増えてから、
バー独特の雰囲気が好きになり、近頃は呑みに行くと二軒目はバーで、
という機会が増えてきました。
暫し忙しい日常から離れ、訪れた帰り道は心がふんわりと心地よい余韻で満たされるような、
素敵なバーを求めて呑み歩いている私ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
BAR-NAVI公式ブロガー記者として、一軒目に取材させて頂いたのは、
恵比寿の「BROWN JUG(ブラウンジャグ)」さま。恵比寿駅の東口を出て、恵比寿駅東口
という交差点から細い路地へ入って行くと右手にあります。
お店の入口には、ランプの優しい灯りで照らされたぬくもりを感じる色合いの看板。
またお店の入口にはこのようにお酒の値段が書かれたボードがあるので、
バーに慣れていない方でも、どんなお酒があるのかの目安にもなります。
そして、こちらの重厚な雰囲気のある扉。
扉の向こう側には、どんな世界が広がっているんだろう、とわくわくさせられる世界観です。
店内は、暗すぎず、明るすぎもしないほどよく落ち着いた照明。
そしてカウンターのほか、テーブル席も、木の家具をたくさん使っていて、
お店の隅々から居心地の良さを感じる癒しの空間。
好きな人と二人でカウンターに並んで、グラスをかたむけてゆっくり語り合うのもよし。
気の合う仲間とテーブルに座って、ゆっくり呑むもよし。
シチュエーションによって、使い分けられるのもいいですね。
カウンターに座ると、目の前にはシングルモルトをはじめ、様々なお酒がずらり。
少し気温が上がってきて、汗ばむ季節にもなってきた事もあり、爽やかな印象の
カクテルをという事で、「MIDORI×MIST(ミドリアンドミスト)」というカクテルを。
メロンリキュールのMIDORIをベースにしたカクテルで、ココナッツやミントの香りを
吹きかけるカクテルです。
本来はビルド(グラスに直接酒や氷などを注いでつくる技法)との事なのですが、
今回はシェイクで作りましょう、
とマスター。シェイクする事によりよく混じり、空気が入る事によってまろやかな味になるの
だそうです。
仕上げにアトマイザーにココナッツリキュールを入れたものを、グラスに
シュシュッと吹きかけて出来あがり。
鼻を近づけてみると、メロンリキュールの華やかでフルーティな香りに、ふんわり
ココナッツの甘い香りがプラスされて、思っていたより甘すぎず爽やかで美味しい味。
特にこれからの暑い季節に、すごくぴったりだと思いました。
またお店の看板にも、バー&ダイニングと記されていましたが、お料理もお酒に合うものが色々。
次はシングルモルトを呑もうと、おつまみはこちらのオイルサーディンのオーブン焼きにすることに。
オイルに醤油を入れているとの事ですが、出てきた時からなんとも香ばしいが漂います。
このオイル、一緒に出てきたトーストにつけてもすごく美味しかったです。
シングルモルトは、ラフロイグの10年を。
お客様の好みはもちろん色々あるものの、ラフロイグが一番人気があるとか。
18年などもあるけれど、ラフロイグが持っている個性は若いものの方がはっきりとしているとの事。
また機会があれば、ぜひ10年、18年と比べてその違いを楽しんでみたいと思いました。
そしてお料理はもう一品は、スコットランドの伝統料理、自家製ハギス(メルバトースト添え)を
いただくことに。
羊の内臓や玉葱のミンチにオートミールなどを加え、三時間以上煮込んだ手のかかったもの。
鮮やかな三色の色合いにも魅せられる一品です。
ハギスは初めて食べたのですが、口に含むと濃厚なうまみが広がり、
ウイスキーを堪能するお供にぴったりな味です。
ハギスを食べながら、スコットランドにはもう9回(!)も訪れているというマスターに、
訪れた際のお写真を見せて頂きながら現地のお話を聞いていると、恵比寿にいながら
スコットランドのバーで呑んでいるような、そんな気分に浸ってしまいました。
またBGMのしっとりとしたジャズは、雨音のようにさり気なく場に馴染む選曲が
多かったのですが、マスターのゆっくりと優く語り掛ける口調も実に素敵で、
印象に残りました。
美味しいお酒と共に、あの優しいマスターの笑顔に癒されに行こうかな、
と記憶に残り再訪したくなるバーです。
□■お店情報 ■□
恵比寿 ダイニングバー「BROWN JUG (ブラウンジャグ)」
東京都渋谷区恵比寿4丁目8-10 コンフォートEBISU 1F
03-3473-0249
各線 恵比寿駅東口より徒歩5分