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店内に入るとすぐ、大きなくの字型のカウンター。
どこに座ってもバーテンダーさんに近い。
見た目にも映える、素敵な"バーカウンターのある風景"でした。

 

一枚板から作ったという重厚なカウンター。
実は角から奥は一段上がっていて、座り方も選べるという粋なつくりなのです。

店内はテーブル席も充実。個室もあるので、色々なシーンで重宝しそうです。

でも、ひとたびカウンターに座るとそこはまるでオーセンティックバーのような雰囲気。

それでは早速、１杯目にぴったりだというお勧めカクテルをいただきます！ 

ビーフィーターベースの「ジン・ソニック」。

定番の「ジン・トニック」はジンにトニックウォーターを加えますが、
こちらはトニックだけでなくソーダを１：１の割合で加えたもの。
トニックは甘みがあるので、ソーダを加えることで味が引き締まります。
最後にカンパリを沈めると、シンガポールスリングのような美しい色合いに・・

いつの季節も一杯目は、爽やかな味わいでのどを潤すのがいいですよね。 

お供に・・・と出してくださったのは自家製のロースハム。
たっぷり野菜の出汁にじっくり漬け込んだのち、１週間寝かせてから煮込むという
手のこんだ一品。

それもそのはず、くさみがかけらもなく、何とも味わい深いハムでした。おいしかった！
マヨネーズをつけるとまたおいしいんです。

続いていただいたのは、女性にぜひ飲んでいただきたい「マティーニ」。

マティーニというと強いお酒のイメージがありますが、
アルコール度数35度のジンをベースにしているのでとってもまろやか！

何より特徴的なのは、この氷。
グラスに口をつけた瞬間、ふわっとフルーティーでジューシーな香りが広がるんです。
なんとマスカットリキュール「ミスティア」をかけて冷やした氷なんだそう。

飲みやすくてフルーティー。斬新なマティーニはかなりおすすめです。

続いて、こちらも手作りのカツサンドをいただいてしまいました！

こんがり焼けた食感のいいトーストに、さっくさくのカツ。
マスタードがぴりっときいたソースが、いいアクセントになっています。
あっという間にたいらげてしまいました。

店名の頭についているのは、ダイニングバーではなく「Ｂａｒ＆Ｄｉｎｉｎｇ」。
あくまでお酒を主役に・・でも食事もたっぷり楽しんでほしい　というコンセプト。

試行錯誤を重ねて「これが一番！」とたどり着いた味わいを堪能するのは、
お酒でも食事でも同様の楽しみですね。


そして実はこちらのお店、2002年「サントリー ザ・カクテルコンペティション」で
「カクテル オブ ザ イヤー」を獲得された岡田様（ホテルパシフィック東京・当時）のお店なのです。

ということで、受賞作品の「サザン・ウィンド」を作っていただきました！

マンゴヤン、ヨーグリート、マリブを使ったまさに南国の風が感じられる甘口のカクテルです。
ちょこんと頭をのぞかせているのは、マンゴーシャーベット。
全然溶けないのが不思議。飲みながらときどきかじると、また違う味わいを楽しめます。
デザートにぴったりのカクテルでした。

岡田さまをはじめ、ホテルパシフィック東京ご出身の方が集ったこちらのお店。
常にホテルと同じクオリティーを心がけていらっしゃる皆様によるバーは、
オーセンティックバー、ホテルバー、ダイニング・・・さまざまな顔をもち、
それぞれの良さがつまった素敵なバーでした。
ぜひ、たくさんの人に「一番安らげる場所」としてくつろいでいただきたい、そんなお店です。

□■お店情報■□
恵比寿　Ｂａｒ＆Ｄｉｎｉｎｇ　Ｏｎｅ
東京都渋谷区恵比寿4丁目3-1 クイズ恵比寿2Ｆ
03-5424-1157
ＪＲ線　恵比寿駅東口より徒歩1分／地下鉄日比谷線　恵比寿駅1番出口より徒歩5分