おなじみの看板も、今月で最後です。
地下二階に下りていくと、潜水艦のようないつもの入り口が。
こんばんは~。

少し時間も早かったので、チーフバーテンダーの越智さんが仕込みをされています。
この長く分厚い独特のカウンター、ズラリとオールドボトルが並ぶバックバー。
スタンディングのカウンターは幅が狭く、そのため、トイレに行くときなど飲んでいる方とすれ違う際には必ず自然と会話が生まれます。

こちらはまだ携帯電話が無い時代、お客様が公衆電話代わりに使っていたという黒電話。
時代を感じます。

お客様もまだいらっしゃらなかったので、奥の椅子のある席に移ります。
どこから見ても、このボトルの量は本当に圧巻です。
カウンターの真ん中には、今まで店を切り盛りされてきた、松下ベッティさんの張り紙が。

そうこうしているうちに、次々とお客様が。
あんまり写真ばかり撮っているのもナンなので、お酒をいただきます。

コースターは記念に一枚もらいました。

そして1杯目にいただいたのは、私ほくとが1983年生まれということもあり、
なんと1983年ボトリング(なんと1965年蒸溜!)のザ・マッカランを越智さんのお奨めでいただきました。
日本に残っている事がすでに奇跡的なオールドボトル。感無量です。
信じられないほど滑らかで濃厚。香りだけでずっと楽しめそうです。
おつまみはいつもの乾き物。
きわめてシンプルですが、やはりお酒本来の味を徹底的に愉しむのならば、これです。

こんなボトルのバルヴェニーも初めて見ました。

お隣の常連さんが飲まれていたオールドファッションドを、真似していただきます。

少し特殊なレシピなので公表できませんが(笑)、これがまためちゃくちゃ美味い!
こういったアレンジの利くカクテルを飲み比べるのも、面白いです。
飲めば飲むほど、少しずつ味が変わってきます。芸術品です。
そして次にいただいたものは、これまた古いボウモアです。
この頃のボウモアは、特にバーボン樽のウイスキーは、異様なまでにトロピカルな香り・味わい・少しの酸味があり、極めて独特なシングルモルトだと思います。
現在サントリー取扱のホワイトボウモアを是非、お試しください!
相当お客様も増えてまいりました。
昔の事を色々教えていただきますが、やはり今の日本のバー文化を引っ張ってきたのは、トニーさんなのだなと心から思いました。
お酒の席での振舞い、飲み方にいたるまで、お客様とのコミュニケーションを大事にしながらしっかりと伝えて行き、お酒の楽しみかたを伝えていらっしゃったという事実を強く感じます。
(出入り禁止になったお客様もいらっしゃるとか・笑)

今月は28日まで営業されています。
もう一度くらい来れたらいいな...と思いながらお店をあとにします。。
いままで57年間、本当に、おつかれさまでした。
□■お店情報■□
オーセンティックバー TONY'S BAR(トニーズバー)
※2009年12月をもって閉店されました。