2009年1月27日ジェームズボンド・マティーニ -カクテル紹介-
カクテル「ジェームズボンド・マティーニ」のご紹介。レシピ、作り方、名前の由来など。
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イアン・フレミングの007シリーズ処女作、「カジノ・ロワイヤル」で紹介されているカクテル。
ジェームズ・ボンドが、ロワイヤル・レゾーのカジノで
大勝負の後の緊張感をほぐすためにオーダーしたカクテルです。
ジンにウオツカをプラスしてソフトな味わいにし、
フランス生まれのキナ・リレというフレーバードワインでアクセントをつけ、シェークしてつくります。
キリッと冷たい中にもマイルドな味わいをだしています。
カクテルブックにも記載されてしまうほどのカクテルですが、
残念ながら映画の1シーンで始めてジェームズ・ボンド・マティーニとして紹介されただけです。
原作では「モロトフ・カクテル」と書かれています。
キナリレはベルモットの一種でフランスのリレ社が製造、
アペリティフとして飲まれていた酒ですが、キニーネが入っているため
日本では輸入禁止になっています。
ちなみに007シリーズではマティーニが数多くのシーンで登場しますが、
これは通常のウオツカマティーニのシェーク版。
しかもボストンシェーカーを使ったものが多いです。
ボストンシェーカーで造ると通常のシェークよりもソフトになることから、
もしかしたら007は酒に弱かったのかもしれませんね。