マティーニとバンブーを足したような味わいですが、全く違う感覚で楽しめるカクテルです。
すっきりとした上品な味わい。古くからあるカクテルで根強い人気があります。

作り方もステアではなくシェークにするとアルコールのカドが取れ、味に丸みが出てまた違った味わいを楽しめます。

アブサンは、１８０５年アンリ・ルイ・ペルノが初めて製造したリキュールで、各種の薬草、香草を強いアルコールに浸漬して造ります。透明な緑色をしていますが、水を加えると乳白色に変化することから「緑の魔酒」とも呼ばれていました。

アブサンは１９世紀末に向けて大流行しましたが、原料の一部であるニガヨモギの抽出成分の影響から１９１５年フランスでは禁止されました。それ以来、ニガヨモギを使わない代用品が多く市場に出回っていますが、１９８８年、アブサンの生産が一部の国で認められました。

現在は、昔ながらの製法には似ていますが、有毒な物質といわれるツヨンは極少量しか入っていません。