とてもゆったりとした落ち着いた雰囲気の店内は、
イメージ通りのオトナのBar。

とても暑い日だったので、
「暑さを吹き飛ばす様な、すっきりとした味わいのカクテル」
と、1杯目のオーダーを。

目の前に出されたのは、銅のマグカップに入ったモスコミュール。

ダイニングバーでも居酒屋でも飲むことの出来るモスコミュール。
そんな定番中の定番カクテルこそ、本物のバーで飲むとカクテル本来の美味しさを
充分に感じることができます。
こちらのモスコミュールは、ジンジャーエールの代わりに
自家製のジンジャーシロップ入り。
きりっとしつつも柔らかいジンジャーの風味が感じられる1杯です。

バックバーに美しいグラスがずらりと並ぶお店は、少なくありませんが、
こちらのお店では、温度管理されたショーケースの中に並んでいます。

暑い日に良く冷えたグラスで頂くカクテルは、本当に美味しいものですよね。
続いて、しっかりと冷えたグラスで、白州のハイボールを作っていただきました。

通常のハイボールにフレッシュミントを加えた「森香るハイボール」です。

10年・12年・18年・25年とリリースされている白州ですが、
10年ものの軽やかさがハイボールには良く合うとのこと。
新緑の清々しい香り漂う白州に清涼感溢れる香りと味わいをさらに加えるフレッシュミント。
今年の酷暑を乗り切るには、この爽やかな飲み心地のハイボールが本当にお奨めです。

ハイボールだけではなく、もう一品、夏らしいカクテルを作っていただきました。

フレッシュなスイカジュースを加えたソルティドッグです。

夏といえばスイカ。スイカといえば、塩！
私たち日本人に馴染み深い夏の味覚。
グラスを口元に近づけると、スイカの甘い香りが漂うカクテルは、
この季節ならではの一杯です。

すっかり寛いだところで、軽くお食事をいただきましょう。

正統派のオムライスは、お料理担当の方がいらっしゃるのでは？
と、思ってしまうほど、美しい出来栄え。
それもそのはず、オーナーバーテンダーの古田土（こだと）さんは、
もともと料理人志望でいらっしゃる上に、資生堂パーラーを始めとする
資生堂グループでバーテンダーをなさっていた方。
こちらのオムライスは、資生堂パーラーのシェフ直伝なのです。

見た目から期待感の高まるオムライスは、しっかり目に味付けされたチキンライスと
ふんわり柔らかなオムレツ。
とても美味しいです。
こんなオムライスが食べられるBarなんて、それだけでも通いたくなってしまう（笑）

すっかりお腹も満たされたところで、ラストの1杯。
店名でもある「シェイク」されたカクテルをいただきましょう。

最後にいただくカクテルは、常にデザート代わりになるような、
「しっかりとした甘さのもの」と、お願いするようにしています。

さて、古田土さんは、どのような「デザート」を作ってくださってるんでしょう。

チョコとバナナのリキュールを使った「チョコバナナ」。

ビターなチョコにふんわり香るバナナの甘く優しい香り。
「チョコバナナ」と、聞くと子供っぽいイメージですが、
これは、大人だけが味わえる贅沢な「チョコバナナ」。

ところで、「このカクテルの名前は？」と、お伺いしたところ
「チョコバナナです」とのお答えを頂戴しました。
何かカッコイイ名前とかは、無いんですか？と、さらに伺ってみたのですが、
「チョコとバナナだから、チョコバナナでいいんです」と（笑）。
そう、何だか古田土さんとの会話は失礼ながら「銀座のBar」的な緊張感よりも
このまま、ずーっと座っていてもいいでしょうか？と、思わず言ってしまうような
居心地の良さを感じるのです。
きっと、ゆったりとしたカウンターに座って、カクテルを味わってみると、
その気持ちが皆さまにも解るはず。

毎日ビルの前を通っていても気づかない場所にあるBar Shake（バーシェイク）さま。
身体も心も癒したい。そんな気分の時に訪れてみていただきたい。
そんな隠れ家でした。


□■お店情報■□
銀座 オーセンティックバー 「Bar Shake（バーシェイク）」
東京都中央区銀座8丁目7-4　丸源21ビル5F　
03-5568-1007
東京メトロ銀座線　新橋駅より徒歩5分／東京メトロ銀座線銀座駅Ａ2出口より徒歩7分