2011年4月22日銀座の老舗オーセンティックバー「Bordeaux(ボルドー)」
BAR-NAVIブロガー記者のkyah(キャー)です。
今回は、銀座の中でも長い歴史を誇る
BAR「Bordeaux(ボルドー)」さまへ。
かつては会員制のBARだったらしいのですが、
今でもお客様は50歳以上の方が殆どという、
特有の雰囲気を持った別世界です。
銀座の雑居ビルの間に突如として現れる
蔦が絡まった2階建ての洋館。戦災なども
まぬがれており、昭和2年にオープンした
当初の姿を保たれています。
入口の扉の前に立つだけで、背筋が伸びる
気がしますね。このプレッシャーは半端無いです。
店内はテーブル席とカウンター。
1人で訪問していたので、カウンターの前へ。
バーテンダーの黒田さんに伺うと、昔は、
こうしたスタンディング用のカウンターが
あったBARも多かったらしい。
今では"立ち飲み"というとカジュアルなお店で、
若めの客層をイメージしてしますが、昔は真逆で、
初老の紳士がカウンター前に並んでいたそうです。
そんな歴史を刻んできた空間なので、
まずは、定番のマルガリータを。
ゆっくり味わいながら、じわりじわりと
まわりの空気に馴染んでいく。
この洋館は2階建てで吹き抜けになっています。
山本五十六が好んで座っていたという席は、
2階の方にあるそうで。
カウンターの後ろには、ひときわ存在感のある暖炉が。
単なるBARという枠を超えた文化遺産のような空間である。
続いてボウモアを。
ここでは、水やソーダで割るというようなことはせず、
スモーキーな香りを楽しみながら、ゆったりとロックで
飲まれる方が殆どだそうです。
重厚な雰囲気がそうさせるのか、
訪れるお客様の殆どは男性だという。
これまで訪れた、どのようなBARとも異なる
銀座の紳士のための空間。ここが似合う大人になりたい。
そう思わせるだけの重みがありました。
□■お店情報 ■□
銀座 オーセンティックバー「BORDEAUX(ボルドー)」
東京都中央区銀座8-10-7
03-3571-0381
JR新橋駅より徒歩4分