こちらのお店、日中はカフェメニューを提供しており、近くのテナントの店員さんでにぎわっているそう。
１７時からはバー・タイムとなり、日中は開放しているこちらの扉も閉め、落ち着いた雰囲気に変化します。

ＹＣＡＴ（横浜シティ・エア・ターミナル）のそばということもあり、旅行に出発する前の方や、帰国前の外国人など、幅広い層に利用されているこちらのお店。
ビール１杯をさっと飲んで、空港行きのバスへ乗り込むお客様もいらっしゃるのだそうです。

今回こちらのお店では、「マスカットリキュール ド フランス ミスティア」を使ったカクテルをお願いしました。
 

「ミスティア」は、フランス産のマスカットを使用したリキュール。
マスカットの繊細で爽やかな香りがふわりと香る、上品なリキュールです。

 まずいただいたのは、「ミスティア・ピーチ・モヒート」。
夏の暑さを吹き飛ばすのにぴったりのモヒートを、ミントではなくローズマリーやセージといったハーブで仕上げています。
ミスティアに合わせたのは、ピーチ・ネクター。

ミスティア自体の上品な甘さとピーチのまろやかな甘さが重なり、後味にセージがふわりと香ります。
火照った体もすっかりクールダウンしました。

こちらのお店では、ミスティアを使ったカクテルの提案がされており、「新しいカクテルです」と御紹介すると、多くのお客様が興味を持たれるのだそう。
バーテンダーさんによると、他のお酒とあわせるのではなく、フルーツや他の素材とあわせて、ミスティアの香りや味わいを活かしたカクテルを作っているとのことでした。
ミスティアとバニラアイスをあわせたフローズン・カクテル「ミスティア・トルネード」なんて、デザートにもぴったりですね。

次にいただいたのは、「ミスティア・カイピピーノ」。
「カイピリーニャ」のバリエーション・カクテルで、「ピピーノ」とはブラジル語で「パプリカ」のことなのだそう。
2種類のパプリカとタバスコをミスティアとあわせたカクテル。
カクテルに、タバスコ！？と、作って頂いている際には思わず目を見張ってしまいました。
しかし、バーテンダーさんがボトルやグラスをくるくると回しながらカクテルを作る「フレアバーテンディング」に圧倒されているうちに、カクテルが完成！
おそるおそるいただいてみると、最初はミスティアの甘さとパプリカの香り、そして最後にぴりりとタバスコがきいています。
灼熱の夏を思わせるような、ぴりりと刺激的な、それでいてミスティアが上品さを加えているカクテルでした。

こちらのお店、カウンターのあちこちに世界中のブタが鎮座しています。

 これはお客様からのお土産なのだそうで、年々その数が増えていっているのだそう。
さすがはＹＣＡＴ近くのバー。国際色豊かですよね。

そしてコースターの柄はネコ。
こちらは、フレア・バーテンダーさんの二つ名が「ＣＡＴ　ＭＡＮ」であるからだそうで、名物のフレア・ショーをされた際に使用されるグラスにも、可愛らしいネコの模様が入っていました。
国際色と大人の雰囲気漂うバーですが、いたるところに動物のモチーフが散りばめられており、とってもお茶目。
横浜駅からも近く、ショッピング帰りにふらりと寄りたいバーです。
今度伺う際には、是非、フレア・ショーを拝見したいと思います。